新聞って何でしょう。世の中のニュースを伝える媒体、暮らしに役立つ情報の入れ物…。当然、さまざまな定義がありますが、ここでは超変化球の回答を一つ。「新聞は毛布である」。って、本当ですかね。
新聞を手に取って、めくってみましょう。2ページ分を広げた大きさは、横81.2センチ、縦54.6センチにもなります。新聞は国内で最大サイズの印刷物であり、この1ページ分の大きさを「ブランケット判」と言います。ブランケットって、英語で毛布のことですね。
ちなみにブランケット判の半分、熊日で言えば生活情報紙の「すぱいす」「あれんじ」の大きさは「タブロイド判」。ほかにも書籍の菊判、四六判やノートのA4判、B5判など、印刷する紙にはさまざまな規格が定められています。
さて、2016年の熊本地震は4月14日の前震、16日の本震とも夜半に発生しました。つらく不安な時間を過ごす中で、新聞紙を毛布代わりに体を包み、暖を取った人たちもおられたようです。新聞がみなさんの役に立てたなら何よりですが、もちろん肝心の紙面の中身でも、読者の心がちょっとでも温まるよう努力したいものです。