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「伝えたい」を叶える広告営業。
紙+デジタルでニーズに応える

松村美里
(2022年入社、ビジネス職)
松村美里

 熊日では、紙面広告やイベント企画などに関わるビジネス職の社員も活躍しています。会社を支える収益を上げることはもちろん、新聞社がもつ発信力や運営力を活かし、企業や地域の課題解決を目指す事業を展開しています。

 広告営業を担当する松村美里さん(2022年入社)の仕事は、熊日が発行する朝刊や生活情報誌「すぱいす」の広告枠を企画したり、広告代理店や広告主へ提案すること。どうすれば広告主の要望をかなえる提案ができるか、日々模索しています。

熊本のために、いろんな方法で貢献できる

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新聞社の仕事というと記者のイメージが強いと思います。松村さんは就活のときから、ビジネス職を志望していました。
大学のキャリアセンターに自己分析の相談をした時、人と会って関係を築いていく営業職が向いているのではと言われました。確かに、所属していた陸上競技部で小中学生の陸上教室に参加したり、接客のアルバイトをしたりしていたので、コミュニケーション力を活かした仕事をしたいと思うようになりました。
 私は生まれも育ちも熊本です。就職で熊本の外に出るのもいいなと思い、県外企業も受けました。就活が進むうちに「やっぱり地元に貢献したい」という思いが強くなっていきました。
数ある営業の仕事の中で、熊日に関心を持ったのはなぜ?
私の家では昔から熊日を購読していたし、熊日主催のスポーツ大会に出たこともあります。新聞のほかにも生活情報誌「すぱいす」の発行やイベント運営など幅広い事業があり、「熊本県民なら一度は接点を持つ企業」と言っても過言ではありません。いろいろな方法で「熊本に貢献できる」と思い、エントリーを決めました。

広告主の「ありがとう」を力に

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広告営業の仕事内容を教えてください。
朝刊とすぱいす紙面の広告枠を企画・提案営業し、企業や団体の情報発信をお手伝いするのが主な業務です。広告主が解決したい課題は何か、熊日で何ができるか。相手目線で考えることを大切にしています。
 営業というと、既にある商品を顧客にプレゼンして買ってもらうまでを担うのが一般的です。しかし私たちは、広告企画の立案から営業先のリストアップ、提案営業、掲載までのサポートを一貫して任されています。
 例えば入社2年目の夏、内視鏡検査ができる医療機関を集めた「すぱいす」の企画紙面を担当しました。内視鏡のメリットを解説する読み物の回りに、いくつかの医療機関の広告枠が並ぶものです。私はまず紙面のコンセプトや構成を考え、企画書を作成。広告代理店と協力し、興味を持ってくれそうな病院やクリニックに提案営業をしました。同時に、読み物を書いてくれる社外ライターや医師へのオファー、掲載面を確保するための社内手続きを進めます。掲載する広告主がまとまったら、広告データを受け取り、内容に誤りがないかをチェック。広告の見出しやリード文を考えることもあります。
広告が載るまでにたくさんのタスクがあるんですね。初めて広告が載ったときはやっぱり嬉しかったですか?
初めて関わった朝刊広告は、入社1年目の5月下旬に掲載されました。掲載日は達成感でいっぱいになるだろうと思っていましたが、実際の紙面を持った時、手がぶるぶると震えました。「反響はあるのだろうか」と不安になり、広告主の顔が浮かんだからです。
 数日後、広告主から「早速問い合わせが届いているよ。ありがとう」と連絡がありました。そこでようやく、一息つくことができました。仕事に対する達成感と責任感を同時に味わった瞬間でした。

紙面の外に広がるフィールド

収益を担うビジネス部門では、新聞業界の現状について感じることもありそうです。
紙面広告のニーズの変化は肌で感じます。一方で営業部では、紙の新聞の枠を超えた「紙+デジタル」の提案にも力を入れています。例えば「すぱいす」では、熊本のドライブスポットを紹介する紙面特集に加え、特設サイトや動画、WEB広告をミックスした企画を他部署と協力してつくり上げました。
 紙面とイベントを連動させた企画もあります。最近は「すぱいす」の創刊30周年記念イベントを、部署を上げて開催。来場者の動線や飲食店の配置など、事前準備では広告営業と全く違うことを考えました。経験豊富な広告代理店の方と協力し、成功させることができました。
これからどんな仕事をしたいですか?
広告主の要望を叶える提案力をもっと磨いていきたいと思っています。新人のころは予算やターゲット層といった基本的な要求をうまく聞き出せず、お叱りを受けることもありました。今では、前回の営業で気づいたことをメモし、事前に質問リストを作るなど工夫を重ねています。
 熊日も「紙+デジタル」に取り組んでいますが、広告業界は日進月歩です。新しいことを日々学び、チャレンジしつつ、一つ一つできることを増やしていきます。

1日の流れ

9:15 出勤。今日の予定やメールをチェック
10:30 高校野球地方予選の特集に合わせた広告枠の営業で、野球用品店を訪問。
11:30 広告代理店に今週のすぱいすを持参。担当者と歓談しながら、広告主の出稿状況を聞き取る。
12:10 広告代理店で教えてもらった飲食店でランチ。安くて美味しいハンバーグ定食。
14:00 会社に戻り、紙+デジタル企画の会議。上司やライターと動画のPV数、サイトの回遊率を上げるための意見を出し合った。
16:30 事務作業。3日後に掲載する広告の内容に誤りがないか確認。営業中の企画の申込数をチェック。別の企画の提案資料を作成。
18:30 日報を作成したのち退勤。大学時代の友人と夕食に。
株式会社熊本日日新聞社