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 熊本日日新聞の題字には、20以上の動物や植物が描かれています。太陽や月、人、トンボ、カエル、阿蘇山などで、森羅万象(この世のあらゆるもの)を表したいという私たちの想いが込められています。

 1942年に創立した熊日は、1953年6月の熊本大水害や水俣病問題、近年では熊本地震や県南豪雨など幾多の試練がありましたが、地域の人とのつながりを大切にし、発行を続けて参りました。事実に基づく正確な情報を届け、地域の皆さまと喜怒哀楽を共にして80余年。そのときどきの時代を映した鏡として、地域の声や記者の息づかいまで伝わる新聞は、熊本の歴史そのものです。郷土紙として温かく育てて頂いた多くの読者の皆様に心から感謝申し上げます。

 創刊時から掲げる「自由独立、厳正公平、不偏不党」の社是は、多くの情報が溢れる現代の社会において、さらに役割を増しており、私たちは広く社外にも知見、教示を求め、独善に陥らない公正公平な視点による言論活動を続けています。

そして、デジタル化が進むいま、紙からフィールドを広げました。スマホやタブレットへの速報や双方向を意識した報道など電子メディアの新たな可能性に挑戦し、2024年から始めた熊日電子版のID数は13万人を超えました。県内に張り巡らせた21の支社・総支局、117の販売店による配達網と、こうしたデジタルを活用しながら、県民、読者の皆さまに県内外の確かな情報と、熊本で豊かに暮らしていただくためのコンテンツを届け、地域の発展に貢献したいと考えています。

 熊日に寄せられる期待を誇りとして、県民一人一人に寄り添う信頼される新聞、時代にあった古くて新しい新聞社をつくって参ります。

株式会社熊本日日新聞社