熊本日日新聞社綱領
- われわれは、常に真理を追求して人類生活の向上に寄与することが、新聞の基本的使命であるとの信念の下に、報道し、批判し、主張する。
- われわれは、新聞の公共性と、報道機関たるの使命に鑑み、あらゆる社会の出来事は、迅速正確に、主観を交えず、真実を報道する。
- われわれは、新聞の公共性と、批判の機関たる使命に鑑み、自由独立、 厳正公平、不偏不党の立場を堅持し、常に健全なる在野精神により、公正にして建設的な批判を行うことを志向する。
- われわれは、新聞の公共性と、立言の機関たる使命に鑑み、人道主義、社会正義に則り、常に国民の健康なる世論に同調し、又は指導し、又は自説を主張する。
- われわれは、新聞の公共性と、社会に及ぼす影響の甚大なるに鑑み、常に自己省察を行い、偏向に走り独善に陥らざることを期する。
- われわれは、政治的、経済的自由と、国民の生活権とが調和された政治、経済体制が確立され、産業経済の発達と共に、生活に不幸なる落伍者を出さざる政治の実現に努力する。
- われわれは、政治的自由のためには中正なる民主主義を守り生活に落伍者を出さないためには、相互援助、社会連帯の思想を基調とする社会保障制度の確立を主張する。
- われわれは、世界の平和を理想とし、対立抗争に明け暮れる険悪なる世相を緩和して、国際的にも、国家的にも、社会的にも、友愛調和の世界、住みよき社会の実現に努力する。
- われわれは、民族国家の存立を支持すると共に、人種平等の思想、国際的民主主義の精神に則り、国家的、民族的利己主義、縄張り主義を排し、各国家の門戸の開放を理想として、これが実現に志向する。
- われわれは、軍備なき世界の実現を理想とする。但し、国際情勢の現段階に於ては、国家自衛の必要は之を認め、現実に即しつつ理想の達成に志向する。
- われわれは、通信施設、印刷設備を改善完備し、地方紙たるに止まらず、国際的、中央的記事を正確、迅速、詳細に報道し、趣味、教養豊かな読物を提供して、報道機関としての飛躍的発展を期する。
- われわれは、特に地方紙たるの立場により、地元記事の充実はもちろん地方文化の発達、産業経済の振興に対しては、新聞の全機能を挙げて協力する。
[昭和30(1955)年1月1日制定]
行動規範
企業理念
- 熊日は、新聞を基軸に総合情報産業として新しい価値を創造し、地域の発展に寄与する
- 熊日は、民主主義と世界平和の実現のため、新聞の自由と独立を守り、常に視野を世界に開きながら地域に根ざした報道と言論を展開する
- 熊日は、人と自然の共生を求め、こころ通う社会の実現を目指す
経営方針
スローガン
あすを読む
「新聞人」として熊本の、日本の、世界のあすを考え、県民と一緒によりよい郷土を創っていく。
熊日の読者も熊日を通じてあすを読んでもらいたい、などさまざまな思いを込めたスローガンです。
シンボルマーク
中央の白地部分は、熊日の”く”の字を図案化、若鷹のようにニュースの速い熊日を象徴させています。
左側の緑色はみどりの大地の熊本を、右側の青色は九州の大空の色を配し、新鮮さを表現しています。
デザインは元電通常務の新井静一郎氏。